新着記事

3034.jpg

生まれた月に配達される「ねんきん定期便」 どこをチェックしたらいいの?

7750.jpg

「リアル座頭市?」 杖の中にナイフを仕込んでいた男性が逮捕、「仕込み杖」は所持だけで銃刀法違反

三重県松坂市で8月10日、杖にナイフを仕込んでいた男性が銃刀法違反の現行犯で逮捕されたと報じられています。

東海テレビの報道によると、男性とケンカになった別の男性から「相手は刃物を持っている」と通報があり、警察官が駆けつけたところ、刃物を持った人物は確認できなかったといいます。

しかし、男性の杖を調べたところ、刃渡り9.2センチメートルのナイフが見つかったそうです。男性は、この「仕込み杖」を自作したといいます。

このニュースに対し、SNSでは「座頭市かと思った」「リアル座頭市?」といった感想が寄せられました。

なぜこの男性は「仕込み杖」を持っていただけで逮捕されたのでしょうか。西口竜司弁護士に聞きました。

2708.jpg

なぜ日本の労働組合は勢いを盛り返せないか 目立つ政府主導の待遇改善、本来の役割は?

米国ではコロナ禍による失業増加を機に、比較的所得の低いスターバックスやアマゾンの倉庫作業員、アップルの店舗従業員らが労働組合を結成する動きが相次いだ。かたや日本でも、今年に入って円安と燃料・食料価格の上昇による値上げラッシュが起こり、家計を脅かしている。労働者が苦境に陥る中、日本の組合も米国のように勢いを盛り返すことができるのか。首藤若菜・立教大教授(労使関係論)に聞いた。(ライター・有馬智子)

8852.jpg

駐車場の車の中で寝ていただけなのに「酒気帯び運転」といわれた!どうすればいい?

「コンビニの駐車場に駐めていた車の中で寝ていたら、酒気帯び運転といわれた」。弁護士ドットコムにこのような相談が寄せられています。

相談者は、食事をするためにコンビニの駐車場に車を停めました。そして食事をするために居酒屋に行き、ついついお酒を飲んでしまったそうです。そこで、コンビニの駐車場に停めた車の中でしばらく睡眠を取ることにしました。

ところが、1時間ほどすると、警察がやってきて、アルコール検知をすることに。結果は「0.3」をこえており、「赤切符を切る」と言われたそうです。

「駐車場で寝ていただけなのに」と相談者は納得していない様子です。このような場合、異議を申し立てることはできるのでしょうか。清水卓弁護士に聞きました。

3735.jpg

女子児童盗撮「教員グループ」摘発の衝撃、施行2年「撮影罪」で厳罰は下るのか?

女子児童の下着を盗撮し、SNSのグループチャットで共有したとして、名古屋市の小学校教員が逮捕された事件は、全国の保護者に衝撃を与えている。

逮捕容疑は、性的姿態撮影処罰法違反、つまり「撮影罪」だ。巧妙化する盗撮行為を厳しく取り締まるために創設され、まもなく施行から2年を迎える。

盗撮や痴漢をはじめとする刑事事件を数多く扱ってきた河西邦剛弁護士によると、施行後も盗撮は減っていない印象という。

今回、盗撮して共有していた教員はどんな罪に問われるのか。また約10人がグループチャットに参加していたというが、その人たちは罪に問われないのだろうか。河西弁護士に解説してもらった。

17088.jpg

山本裕典さんの名誉毀損裁判、東スポに賠償命令 配信先「ヤフーニュース」への請求は棄却…東京地裁

記事によって名誉を傷つけられたとして、俳優の山本裕典さんが、東京スポーツ新聞と記事配信先の「ヤフーニュース」の責任を問うために起こした裁判で、東京地裁(中島崇裁判長)は3月29日、東スポに165万円の支払いを命じたが、ヤフーに対する請求は棄却した。

山本さんは2020年7月、新型コロナウイルス感染を公表。当時の主演舞台でクラスターが発生していたことを受けて、〈大規模クラスター!山本裕典主演舞台 公演強行の罪『賠償請求されてもおかしくない』〉と題したネット記事が、同月13日に公開・配信された。

山本さんは同年9月、記事や配信先のヤフコメなどで誹謗中傷を受けたとして、慰謝料など計220万円をもとめて、東京地裁に提訴した。昨年10月の本人尋問では「死にたいと思うくらい追い詰められました」と証言していた。

一方、東スポとヤフーは請求棄却をもとめていた。

7508.jpg

洗練される企業の「退職勧奨マニュアル」、労働者に対抗手段はあるのか

コロナ禍による人員調整もあり、退職勧奨が様々な企業でおこなわれていると聞く機会が増えました。

業績悪化に伴う整理解雇の法的なハードルが高いので、企業は、退職勧奨という手段を選びがちですが、果たしてそのやり方は適法なものなのでしょうか。

労働者の相談にのっている山内一浩弁護士は「明確な退職強要もまだまだ多いですが、詳細なマニュアルと研修に基づいた巧妙なやり方で自主退職に追い込むことが増えているように思います。だからこそ、退職したくない場合は対抗策が重要になります」と語ります。詳しく聞きました。(新志有裕、齊藤理木)

12385.jpg

「成人向け同人誌」ほしがる未成年 ルール違反みかけたサークル参加者「節度を守って」

「最近同人誌即売会で、成人向け同人誌を大人が買って未成年に渡すというケースが出ています。代理購入までサークル側の手は及びません。法律・条例に違反してるか取り上げて欲しいです」

同人誌を制作しているという岩手県の50代女性から、弁護士ドットコムのLINE公式アカウントに取材依頼が寄せられた。

女性はこうしたケースについて、「どうしてもその作品が欲しいから、悪気なくこうした行為に走るのでは」と想像する。

取材を進めると、成人向け同人誌を作るサークルからは「どう対処するのが最善か、イベントの度に考えています。この問題は多くの成人向け作品を出してるサークルが常に抱えています」という声が聞こえて来た。

15676.jpg

警察動かした「僧衣でできるもん」 福井、運転問題で「衣服規定」なくなる

「#僧衣でできるもん」というハッシュタグが話題になった、僧衣運転問題。全国の僧侶からブーイングを浴びた福井県警が、衣服の規定を削除する事態になった。警察がここまで追い込まれるのは異例だ。

福井新聞などの報道によると、発端は2018年9月、県警が僧衣で運転していた40代の男性僧侶に交通反則切符(青切符)を切ったこと。

のちに「証拠が不十分」として書類送検もされなかったが、県警はついに県道路交通法施行規則を改正し、衣服の規定を削除すると発表したという。県公安委員会が3月15日に公布し、4月4日に施行される。

全国的には、「運転操作に支障のある衣服」を禁じているのは福井県など15県で、都道府県により規則にばらつきがあるのが現状だという。自らが僧侶でもある本間久雄弁護士に今回の問題について聞いた。

17381.jpg

「女児用パンツを見せつける」事案が相次ぐ…不審者だけど「犯罪」にあたるの?

「女児用パンツ」でメガネをふく様子を見せつける——。コロナ禍で不要不急の外出を控えるよう、国や自治体が呼びかける中で、そんな「不審者」が北海道であらわれた。

札幌テレビ放送(1月30日)によると、恵庭市の路上で1月27日夕方ごろ、男性がポケットからサクランボ柄の「女児用パンツ」を取り出して、小学生低学年の女児にメガネをふく様子を見せつける事案が発生した。

恵庭市内では1月26日にも、別の女児が同じような被害にあっているという。同様の不審者は、恵庭市の隣に位置する千歳市でも目撃されている。千歳市では1月22日に女児用パンツを子どもに見せるという事案が発生していた。

日本不審者情報センターが、3件とも注意喚起をおこなっているが、「小学校の下校時間に近い午後3時半から4時ごろの発生」「目撃された男性はいずれも20歳〜30歳くらい」「黒色のジャンバー様のものを着ていた」など共通点があり、同一人物の可能性もありそうだ。

女児用パンツを見せつける人物が不審者なのは間違いなく、見せつけられた子どもの気持ちを考えれば、何かしらの対応も必要だろう。では、こうした行為は犯罪にあたるのだろうか。刑事事件や迷惑防止条例にくわしい鐘ケ江啓司弁護士に聞いた。